カシュー塗装作業工程
作業の流れ
板材はアガチスという木材を使用。盆提灯やインテリアなどによく使用されています。 |
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ウレタンのサンディングシーラーを塗って細かい吸い穴の目止めを行います。 |
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サンディングシーラーをほとんど研磨で落としきるつもりで、研磨します。今回は、240番でのペーパー掛けです。ほとんど木地の状態と変わらなく見えますがサンディングシーラーは、表面に薄く残っています。 |
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次にカシュー下地です。ここからは、カシュー独特のボッテリ感をだす効果と完全なる目止め作業に入ります。 |
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再度研磨をします。サンディングシーラーと違い、全体的に軽めに研磨します。 |
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ここまで来たらトップのカシュー塗装上塗り(うわぬり)をしても問題無いのですが、中部工芸では、もう一手間!もう一度、カシュー下地を施します。下地を二度施すことによって、時間が経ってからの塗料の肉痩せを減らすことができます。 |
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再度、同じ様に研磨します。次に上塗り(うわぬり)をする為、今回は400番で研磨します。(本来は600番くらいが理想ですが、今回はカシューの強みである肉厚さを知っていただく為にあえて400番で研磨します。) |
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最終工程の上塗り(うわぬり)です。依頼内容や気温に応じて希釈量を変更します。 |
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左の写真は、鏡面仕上げが分かり易いようにライターを上において撮影をしました。上仕上げですと、もう一度、上塗りをします。さらに上の特上仕上げはさらに上塗りをします。手間と時間がかかる分、質感・光沢・肉持ちが絶品です。 |